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週アスこぼれ話+今週のオススメ本+明日の公開読書案内

2009年12月15日

 毎週火曜は週刊アスキー連載の「ま、金ならあるし」余談と、あと本の話をいろいろ。
 紹介した本は一番下にamazonリンク張ったので、興味がある人はどうぞ。適度な読書は人生を適度に豊かにするよ。
 
 今週の連載では1980年代終わりのパソコンゲーム雑誌についてあれこれ書いてる。
 あの当時、とにかくログインはカッコよかったよね。
 80年代初めは夢中になって月刊アスキー読んでたけど、80年代の終わりには毎月ログインが出るのが待ちきれなかった。ログインで紹介されたゲームは全部面白く感じたし、4コマ漫画「べーしっ君」も切り抜いて自作の単行本作ってたよ。
 
 でもね、当時のパソコン雑誌で、なぜか僕がいちばん好きだったのは「ポプコム」。
 ログインやコンプティークに比べると、なんとなく深夜番組っぽいというかローカル局っぽい作りが大好きだった。
 コラムやエッセイが充実してて、その書き手がけっしてパソコン業界では超一流ではなく、すこし外した人だったりアクが強すぎる人ばっかりだったよなぁ。
 ブレイングレイというソフトハウスが、わざわざ見開き広告で、つまり200万以上かけて「弊社開発中の新作『妖怪変紀行』は発売を無期延期します」って告知していた。
 いったいどんな事情があったか知らないけど、とにかくデタラメで楽しい時代だった。
 
 本文中に登場するガイナックス社員(当時)神田善美くんは後に2ちゃんねるで削除人になったと聞いたけど、いま何してるのかな?
 GONZO創立メンバーの一人だったはずなんだけどね。


 さて、発売中のBRUTUSの読書特集に岡田斗司夫が載ってるよ。
 取材では「本を家に入れない方法」「玄関絶対防衛戦」「立ち読みこそ読書の基礎トレーニング」「本屋は合コン」とかいろいろ語ったけど、やっぱり「本棚をダイエット」みたいな切り口になっていた(笑)
 でも、いろんな本を紹介してるので、ぜひ書店で見てね。
 
 で、先週末までの読書で「これは!」をちょっと紹介。
 まず「感動した本」
 
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
 これは目から鱗だったよ。
 いまアニメ化すべきは、なによりこの本だと思う。現在のアニメ市場がかなり行き詰まっていて経済的に立ちゆかなくなってるのは関係者でなくても痛感している。来年度はアニメの数が半減する、とも言われている。
 でも、これ原作にしてすぐにアニメにすべきだよ。
 かつてガンダムを熱狂的に支持してくれた層が一番見たがってるのは、新作のロボットアニメでも萌え系でもなく、実はこういうアニメだと思う。
 いやなにより青春小説としても異色で面白い。
 読むべし!


 次は「うなった本」

「マグネシウム文明論」
 太陽光からレーザー光線が作れる。海水から無限に採取できる金属マグネシウムを石油にかわるエネルギー資源にし、太陽レーザーを当てることにより酸化マグネシウムを再び金属マグネシウムに。
 ありがちな「代用資源もの」「リサイクルもの」だと思ったら大間違い。僕たちは10年後に来る世界的大革命の前夜にいるのかも知れない。
 ネットとコンピュータ技術はこの世界をわずか20年で書き換えた。しかしそれ以上の変化、名著「フリー」でも予測しなかった「無制限のエネルギー」という変化で次の20年は夢のような、あるいは悪夢のような世界になるのだろうか?
 すごいぞ。読め!


 次は「考え方が変わる本」
「日本辺境論」
 内田樹の本なんだから面白いに決まってる。
 日本人は大陸の文化を熱狂的に取り入れ、あるいは無視することによって独自の「辺境思想」とでも呼ぶべきスタンスを手に入れた。なぜ日本人は海外の目をそんなに意識するのか?そんなに日本論が好きなのか?
 なぜ日本ではここまでマンガが発達したのか?
 作者は「外部から受け入れるモノを正統とする=真名」と「以前からあるものを補完思想とする=仮名」という日本語論と組み合わせて、とてつもなく「でかいこと」を言おうとしている。
 頭が良くなるぞ。読まなければ!


 最後に「明日までに、読む本」
「働かざるもの餓えるべからず」

 明日の夜、22時からtwitterでこの本の公開読書をしようと思う。興味ある人はぜひ、twitterのぞきに来てね。
 いちおう、未読の人向けに数分ごとに内容のまとめを「つぶやく」し、いろんな人の発言もできるだけ拾い直す(リツイートという)つもりなので、「読んでなくても面白い」を目指します。
 でも、それまでに準備するなり立ち読みするなりしてくれたら、倍は面白いと思うよ。
 






Posted by 岡田斗司夫 at 16:32

この記事へのコメント

関係無い話ですが、今日のアクセス(TBSラジオ22:00〜)のゲストは福本伸行先生ですよ。
今、ひさびさにキネ旬ムックのマンガ夜話を読み返しています。金持ち描写の話で出た、「カリオストロの城の時に、豪華な朝ご飯を出したときにアニメ界パニックになりましたから」という岡田さんの発言はいつ読んでも面白いです。では、これからひとりテレビ観てきます。
Posted by たかひろ at 2009年12月15日 20:23
 BRUTUS買ったのに職場に置きママで読んでませんでした。読みます。
 そういえば(関係なくてスイマセン)先日、遅ればせながら「オタクはすでに死んでいる」を読みました。オタクとは何者だったのか? または貴族主義とエリート主義の部分など“なるほど”と思い、面白かったです。
 それから文中に20代の岡田さんの写真が出てきますが、これを見て、あることを思い出しました。じつは私、'80年代前半に岡田さんと赤井さんからDAICON3の布袋を買ったことがあるのです。都内で行われた同人誌即売会(詳細は忘れました。ただ私は破李拳竜さん目当てだったと思います)でお二人が出されていたブースで買い物したことを写真を見て思い出しました。当時、私はアニメ雑誌の編プロでバイトする高校生でした。お二人とも気さくな感じだったと記憶しています。なつかしい。結局、その後私はアニメ雑誌ではなくバイク雑誌の編集者になりました。
 ひとり夜話(東京)行きます。楽しみにしています。
Posted by ヤマダ at 2009年12月15日 23:09
内田樹に興味を持ったので、図書館で借りてきました。「こんな日本で良かったら」。
いや、面白かったです。
一気読みしちゃいました。
続けざまに今日図書館で3冊借りてきちゃいました。
cancamの分析をしているんですけど、これが面白い。明日あたりcancam買って分析しているかもしれませんwwww

面白い本のご紹介、ありがとうございます。
Posted by スロ at 2009年12月16日 01:46
勝間さんに続いて歌手の安室奈美恵までガンダムですよ岡田さん!
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20091214mog00m200054000c.html?inb=rm
恐ろしい時代です
Posted by war at 2009年12月16日 15:26