アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 138人

実験読書『空気を読むな、本を読め』

2009年11月18日

 これは実験用書き込みです。
 ツイッターで読書しながら実況した発言をもとに、はたしてブログ記事が書けるかどうか実験してみます。
 
 テキストは『空気を読むな、本を読め』小飼弾(イースト・プレス)
目次
第一章「本を読め。人生は変わる」
第二章「本を読め。答えは見つかる」
第三章「手で読め。そして脳で読め」
第四章「本を読んだら「自分」を読め」
第五章「本は安く買え。そして高く飛べ」
第六章「エロ本も読め。想像力を養え」
第七章「マンガを読めば「世界」がわかる」

 「テレビ時給換算」は面白い考え方。お金のかからない娯楽、と考えずに「自分の時間を投資して見ている」と考えるわけか。つまり時給1000円の人が4時間テレビを見るということは、その内容に4000円支払った、ということになる。
 ツイッターでは「じゃあ今までいくらツイッターに支払ったか」とブルーになる人もいたよ。だからこういうアウトプット用にも応用を考えてみたんだけどね。

 小飼さんも「情報メタボ」の危険性を指摘してるとは!
 ダイエットにおけるファスティング(断食)のような効用として、あえての情報遮断を提言。
 でも僕の場合は「たまに本を読まない」というのがリフレッシュになるんだよね。 ベネチアビエンナーレに参加したとき、持参した本をぜんぶ読み尽くしてヒマになってしまった。あれは情報遮断のいい経験だったなぁ。
 
 情報をインプットしてばかりだと情報便秘になる、という一節に感心。なんだか本当に同じ事を考えている人だなぁ。
 でもちゃんと出版してるところが偉い!
 よく本を読んで「こんなのオレも考えてたもんね」とか言う人がいるけど、だったら書け(笑) ブログでもいいからさ。

 中盤、小飼さんの幼少期の話が出てくるけど、これが面白い!
 とにかく読書量がすごいんだよね。
 小学生の頃、一日で50冊読んでない日は「今日は読んでない」と思ったとか。
 平均読書時間は6時間!1万時間の法則から考えたら、こりゃプロ書評家になるはずだね(笑)

 あとは中学校不登校時代の話に共感しちゃった。
 僕も幼稚園に行くことに疑問を感じて、両親と園長に交渉して行くのをやめ、姉の教科書を読みふけった。
 でも小飼さんと違ってテレビも見まくったなぁ。NHK教育を朝9時から夕方5時までずっと見ていた幼稚園児(自主退学)だったよ。

●「古典はテキストだけでなく、コンテクスト(背景や文脈)込みで読め」
 ふむふむ。サジェスチョンが本当に具体的だなぁ。
 これはアニメや映画など「見る」と思われてるものを「読む」時にも必要な作業。
 みんなアニメを「見る」って言うけど、読んだら何倍も面白いんだよ。
 
 
●「ノンフィクションは、まず目次を読め」
 面白いノンフィクションは、まず目次で内容の見当がついてワクワクする。
 そしていい意味で裏切ってくれるのが本当の良書だと思うな。

●「メモを取るのは忘れるため」
 ああ、本当に同じ事を考えてる(笑)
 僕もノート術を書きたくなってきちゃった。

●「本には付箋を貼るな、端を折るな。線を引くな」
 これは条件付で同意。
 小飼式の読書法でもっとも効率がいいのは、「読みながら実況する」だと思う。
 あとでまとめれば記録にもなるしブログのネタにそのまま応用できる。
 この方式の欠点はツイッター入力環境にないと読めないこと。
 いま書いてるこのブログ記事は、もちろんこの実験。

●「目の前に10冊の本があったら、一時間でどれだけ読めるかチャレンジしてみよう」
 面白い!
 でもたしかに本屋で立ち読みするときにはそういう読み方するよなぁ。

 この本の面白いところは読書を「世界との情報取引の流れ・プロセスの一環」と捉えてるところだと思う。
 読んだらアウトプットする、という発想は小飼の考え方すべてに通底している経済的視点。
 つまり「経済学的読書論」でもあるんだよなぁ。

●「フィクション作家には、自分の作品世界をひとつにまとめたい、という欲望がある」
 松本零士とかね(笑)
 でもノンフィクションだって、統一場理論みたいに考えるからね。

 これは本書に書いてないけど、思いついたこと。
 読書ノートをつけたい人は、フィクションの場合は目次ページを縮小コピーして周囲に感想やツッコミ書き込むだけで必要充分じゃないかな?

 第六章、延々とエロ小説論が続いてる。
 そして文体がむやみにアツい!(笑) 小飼さん、可愛いなぁ。

 というわけで読了。約一時間だね。
 本文にも「良いノンフィクションは早く読める」とあるけど、本当だと思う。
 本来、ノンフィクションというのは読む側にストレスとなる。だってドラマを作れない話を「理解」するために読むんだから、どうしても教科書的になってしまいがち。
 だから「早く読めるノンフィクション」というのは、基本的にいいことだと思うんだよな。
 
 というわけで、ブログ記事の執筆終わり。
 ちょうど20分で書けたよ。



Posted by 岡田斗司夫 at 19:33

この記事へのコメント

ふむ、この「つぶやきで実況」→「まとめてブログ記事」という手法はノンフィクション系の本には使えるなぁ。
Posted by 岡田斗司夫岡田斗司夫 at 2009年11月18日 19:43
分かりやすかったです!
Posted by fool1976 at 2009年11月18日 19:47
本を読みながらあれだけツイッターに書きこむ岡田さんは凄い・・・

この場合ツイッターがノート術の代わりになるって事ですか?
ノートに書いて考えを整理するのをツイッターで書き込んでブログにする、しかもリアルタイムで他の人の意見も入ってくる。

自分のノートを公開しながら考えをまとめる、しかも思考中の流れも見せてしまおうって事でよいのですかね。
Posted by cowboytrekey at 2009年11月18日 20:07
いや、ツイッターはノートの代わりにはなり得ないよ。今回の実験は「ブログを効率的に書く」というのが目的。
Posted by 岡田斗司夫岡田斗司夫 at 2009年11月18日 20:11
>●「メモを取るのは忘れるため」
 ああ、本当に同じ事を考えてる(笑)

ここは私も読んだとき岡田さんと同じだと思いました。

私は昨日「悩む力」をノートにつけながら読んだんですがツイッターと同じ感じになりました。

ひとり夜話のアーカイブもノートにつけながら見ました。こっちは必ずパソコンで見るのでツイッター実況の方が合ってるのかもしれませんね。
Posted by fb at 2009年11月18日 20:17
>いや、ツイッターはノートの代わりにはなり得ないよ。

あれ?見逃してました。
別物なんですね。
Posted by fb at 2009年11月18日 21:12
週に一度ぐらい、こういう実験をしようと思ったんだけどね。よく考えると、「絶対に面白い」とわかってる本じゃないと、実況→ブログ化なんてできないよね(笑)
Posted by 岡田斗司夫岡田斗司夫 at 2009年11月18日 22:39
一日で50冊って小飼さんすごいなーw
それも小学生の時にですもんね

最初から最後まで全部読んでるんじゃなくて要点だけおさえて読んでるんだろうけど凄い。

僕も効率よく沢山の本が読めるようになりたいなー(本屋とかでもウマく飛ばし読みができなくていっつもじっくり読んじゃう(_ _|||) )
Posted by パグ at 2009年11月19日 01:07
小説やマンガはじっくり読んじゃうから飛ばし読みができなくて当たり前だけど、ノンフィクション、特にHowTo本は家電のマニュアルと考えちゃえばいいんじゃないかな?
Posted by 岡田斗司夫岡田斗司夫 at 2009年11月19日 10:34
僕もちょうど最近小飼さんの著書を続けて読んでいたので面白かったです!

今までの岡田さんの話などで、似たような事には何度も触れていたとは思いますが、アニメや映画など「見る」のではなく「読む」事についてのお話をひとり夜話で聞けたらなーとか思いました。
Posted by 六角 at 2009年11月19日 11:26