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今週の本紹介

2009年11月17日

 「ひとりテレビ」、今日はできなかったよ。
 やっぱ月曜は仕事が押すから・・・いやいや、そういうことを言っても意味がない。
 明日、早起きして撮るようにしてみるよ。
 編集して公開するのは夜になるかもしれないけどね。

 先週読んだ本、収穫が多かったのでちょっとメモ。

『小飼弾の「仕組み」進化論』 小飼弾・日本実業出版社
 「仕事」と「時間」と「自分」の関係を考える本。ビジネス書で本質的な問題に切り込むのは、翻訳書ではよくあるんだけど和書では珍しい。その珍しくて、しかも面白い本だった。
 ブログ書評家としての小飼さんは知ってたけど、作家としての彼はもっと面白い。書評を含めた評論家ではなく、「プラグマティックな思索家」だと思うんだよね。そろそろ世間の評価はそっちに切り替えるべきじゃないのかなぁ。
 とりあえず今の自分の時間配分が間違ってなかった、と気づかせてくれた。
 でも、今はそれより「小飼弾」という作家に俄然興味が出てきたのが僕的には大きな変化。とりあえず『決弾』『弾言』は買って読み始めたけど、いやタメになるわこれは(笑)
 しばらく僕の中で小飼弾ブームが続くだろうね。
 
『ネット評判社会』 山岸俊男/吉開範章・NTT出版
 すごいよ、この本は。「データ集め」「仮説」「実験」という三段階で、これからのネット/リアル社会の行く末を預言している。時間がない人は本屋で第一章だけでも立ち読みすべき。
 この数ヶ月、僕は「評価資本主義」という言葉を考えていた。『ぼくたちの洗脳社会』で書いた洗脳資本主義という言葉を、より現実に近づけた概念だと思って欲しい。しかし本書に書かれた「ネット評判は資産として扱える」という仮説と実験結果は、僕の思考をいきなり数段階飛ばしてしまった。
 そのうち、「ひとり夜話」でも語ることもあると思うけど、面白かったなぁ。
 
『明日の広告』佐藤尚之・アスキー新書
 今回の三冊でもっとも「感動」した本。とりあえず買え!読め!
 語られているのは広告業界とその変化・現状、そして未来への考察。でもこの本はそんな狭い範囲で読むべきじゃない。
 人間というのは、ジーン(遺伝子)とミーム(模倣子)の媒体、つまりメディアであるのが本質だと僕はずっと考えている。具体的に言うと、ぼくたちはブログやツイッターなど「発信する存在」だ。いや、ネット上だけじゃない。これまでの「家族」や「仕事の同僚」「友達」たちとの関係は希薄になり、その分自分自身で「なにをしたいのか」「私はなにか」を薄く長くアピールしなくては、生きていることすら無視される世界に生きている
 小飼弾は『弾言』で「現代においては、バカであることが罪になってしまった」と書いたけど、現代においては、主張をしないことが罪だ、とも言える。
 そんな時代だからこそ、この広告論は光る。
 特にライターや作家!僕の同業者たち!
 もう「作者→読者」という考え方はやめたほうがいい。そういう優越感や売り手意識を持てる時代はとうの昔に終わったのだ。
 僕たちもの書きは、概念→概念の経路に存在するノード(結束点)にすぎない。だからこそ、どんな仕事をすべきか?
 答えはすべてこの本に書いてあるんだ。
 あと、スラムダンク新聞広告の話は泣けるよ!カッコいい!
 
 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。
 


Posted by 岡田斗司夫 at 02:56

この記事へのトラックバック


月初です。
月が代わったところで、
先月同様、Amazonアソシエイト決算をおとどけします。

Amazonアソシエイト決算2009.11【404 Blog Not Found】at 2009年12月01日 15:51

この記事へのコメント

岡田さんに薦められるとみんな読みたくなってしまう・・・

とりあえず少しづつ読んでみます。

ところでツイッター着実に覚えて言っていますね、僕も岡田さんのブログを見て始めたのですが、解からない事だらけで・・・
ハッシュ・・???RT???って感じなんですが・・どうやって勉強してるんですか?
Posted by cowboytrekey at 2009年11月17日 03:43
全部読みたいですっ><
ただ、優先的に読むなら広告ですね
(`・ω・´)
一応、学ぶジャンルに入っているので。。
早速、書店で探してみますね^^
Posted by 永和 at 2009年11月17日 06:09
ああ!やはり弾さんが好きですか。
私も全部読んでます。

今興味あるのは岡田さんと弾さんなので共通する部分があるのかもしれませんね。

次出る本の「働かざるもの、飢えるべからず。」も超タイムリーです。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51321539.html

評価資本主義は奈良でちらっと見てかなり興味あります。
見た目を「いつでぶ」。内面を「ノート術」で強化するんでしょうか。

あとひとり夜話で「まぐれ」が面白いという話がありましたが、新刊の「たまたま」という本がノート術の「成功は運の要素が多い」ということの解説になってるようで買ってみようと思います。
「予想以上に不合理」とかも面白かったです。

私は岡田さんや弾さんの話は思索家として面白く感じるんですが、そういった観点っていうのは一般の人にはかなりハードルが高いようですね。
わかりやすく言おうとすると抽象的に感じるようです。
Posted by fb at 2009年11月17日 07:37
「評価資本主義」における
「見た目至上主義」の位置づけについて岡田さんにお聞きしたいです。
多くの場合、見た目の効用って減っていくだけですよね?(美しさにはすぐ慣れるということ)
きちんと動くか、中身があるかは別なのに、
計算をしない人にとっては見た目が全てなので
数字で説得するのが大変なんですよ。

それから『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか』の中で、
小飼弾氏とひろゆき氏が対談してましたよ。
Posted by 囚人番号六 at 2009年11月17日 16:56
お気に入りの人がお気に入りの人を紹介してる!
買わないわけに行かないじゃないですか~
今から行ってきますAmazon
Posted by ぱたた at 2009年11月17日 22:55
「働かざるもの、飢えるべからず。」はamazonで予約したよ。たぶん来たらすぐに読みます。いま現在は『弾言』読んでるけど、面白すぎて困っちゃうよ(笑)

評価資本主義についてはそのうち書くと思うよ。いちおう今の考えをメモすると、人間の評価というのは「なかみ」「そとみ」「プレゼン」の三要素でできている。この中で自己コントロールが可能なものに時間や努力を配分しましょう、というのがポイントかな。
Posted by 岡田斗司夫岡田斗司夫 at 2009年11月17日 23:13
『明日の広告』買いました。
岡田さんがそんなに薦める本なんて、超読みたくて読む前からワクワクしています。

ツイッターなるものも岡田さんのblogで知り、岡田さんの文章を読みたくて登録しました。

が、ツイッターの醍醐味が未だよく分かりません。
使いこなせてるのかも分かりませんが、とりあえず、画面がシンプルだしクールだしなんだかおもしろくって、すごいシステムだなと思いました。
Posted by みっくすじゅーす at 2009年11月17日 23:54
「なかみ」「そとみ」「プレゼン」という要素はおもしろそうですね。
特に「プレゼン」は日本人が一番苦手とするところですし。

評価資本主義についてですけど、
広告は自己言及なので情報がウソかホントか分からない。
でもネットだと、つっこみを入れることができるので
広告よりも評価に向いているんでしょうね。

情報自体の真偽やおもしろさは匿名でも実名でもあまり変わらないのに、
「その情報に対する評価」を匿名でしても評価が広まらないですよね。
情報自体には自己言及性があるので、
自分で良し悪しを言われても、なかなか良し悪しの判定がしにくい。
評価の裏書きには信用が必要なので、「誰が評価したか」が問題になる、と。
評価するときに「オタクの目」のようなモノが必要になるでしょうね。

現在のネットだと人が属する世界が分断されすぎてしまっていて、
良い評価が広まるまで時間がかかってしまう。
ツイッターが日本の携帯電話に最初からインストールされたりすると
人が一カ所に集まって情報を流通させるのが楽になるかもしれませんけど。

長文失礼しました。
Posted by 囚人番号六 at 2009年11月18日 02:06