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慶應大学で「世界征服」するんだって

2009年10月25日

 慶應大学教授・井上英之先生の講義で『世界征服は可能か?』が教科書として使用されているそうだ。
 受講している学生さんからメールで知らされただけなので「教科書」という用語が適切なのかどうかわからないけど、「生徒100人程度が生協で購入して課題として読んでいる」という。
 
 もともとちくまプリマー新書というのは「中学生でも理解できる」というのがコンセプトの新書で、依頼の時にも「この制限はいちおう意識してもらいたい」と言われ、かなり工夫した覚えがある。
 結果は「まぁおませな中学三年生なら、なんとか通読できるだろうし、第一段階ぐらいの『なるほど!』はあるんじゃないかな」という出来になったと思っている。
 
 そういう本を慶応の教科書に使ってもらえるというのは、たいへん光栄なような可笑しいような、不思議な気分だ。

 そういえば2年前にも同書は某名門私立中学校の入試問題にも使われたと連絡があったし、いまだにちょくちょく『ぼくたちの洗脳社会』は入試や講義に使われたという連絡が来る。
 
 著作というのは「自分の考え」が効率よくパッケージされた、いわば「携帯版・岡田斗司夫の講義」だ。それが、知らない大学や学校で、会ったことのない学生たちがマジメな顔で読んでる、と思うとかなり愉快だね。えへへ。
 
 というわけで、今日はいよいよ東京の「ひとり夜話」。
 行ってきま~す。



Posted by 岡田斗司夫 at 12:35

この記事へのコメント

こんばんは。
今回の記事も楽しく読ませていただきました。

天下の慶應大学で「世界征服は可能か?」が講義で使用されているというのは、なかなかに痛快な話であり、皮肉な話でもあるように思われます。

福沢諭吉の「脱亜論」の第八巻などは、
実はけっこう積極的なアジア征服論だったりしますから。

読んでみると「ホントにこの通りにやれば、まずはアジア併合。その後は、世界征服も夢じゃないかも」と思えてしまうくらいに非情かつ容赦ないコトが書いてあったりします。

「世界征服は可能か?」 と「脱亜論」を併用した講義なら、かなりスリリングな内容だと思うのですが……。

さすがにそんなコトはないのでしょうね。
自分の大学の創始者を悪く言うような講義はしないでしょう。(苦笑)
100年前の世界征服の手引きを引っ張り出したものではなく、「いま現在の「幸福」と「平和」にノーを言いつつ、新しい「幸福」と「平和」を世界に宣言しよう」という趣旨の、建設的なものであって欲しいものです。(笑)
Posted by 天猿 at 2009年10月25日 20:39
「世界征服宣言」が、私と岡田さんの著書との最初の出会いでした。岡田さんの著書としては比較的最近ですね。
ヨミ様のくだりは特に好きです。自分がどの「征服者」タイプなのか考えるのも楽しかったし、悪役の新しい魅力を発見したり、読書中はかなりワクワク感いっぱいだったのを記憶しています。
その後、岡田さんの著書はほぼ全書読んでしまいました。次回作も楽しみにしています。
Posted by kayo at 2009年10月27日 00:07