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もの書きの悩み

2009年07月02日

 毎日、原稿を書いてて思うんだけどね。
 もっと面白いこと書きたいなぁ、ってすごく思う。
 いや、「面白いこと書きたい」は正確じゃないか。
 
 え~とね、「頭の中で考えていることをテキスト化する技術」は、かなりあると思うんだ。
 コツは「割り切ること」。
 考えてることを正確になんか表現できない。そもそも、僕たちは日本語で「思ってる」わけじゃない。なんかわかんない「思い・想い」がグチャグチャして、それが心の表層で取り扱われるときに、とりあえず日本語に変換して「考える」わけだ。
 だから、誰しも「考えていること=思っていること」じゃないんだよね。
 そこで「割り切る」が必要になってくる。自分が本当に言いたいこと、本当に思ってることを言語化するのはそもそも不可能。
 だから近似値として「とりあえず説明用のサンプル」として、なんでもいいから言葉にしてみる。
 口に出したり画面に書いてみたりして、その時の違和感とかフィット感で、「どの程度、言いたいことに忠実か」を計るしかないんだよね。
 
 このあたりの割り切りは、もう訓練だよ。人に誤解されようと恥を掻こうと、とりあえず発言したり書いたりして、人目にさらす。割り切ることにも慣れるし、「言いたいこと」の精度も徐々にあがってくる。
 
 と、僕はこういう「考えてることをテキスト化する技術」は、そこそこあると自負してるんだ。
 
 でもね~、いま悩んじゃってる「もっと面白いことを書きたい」というのは、それより少しばかり階層が深いんだよね。
 「面白いことを思いつきたい」に近い。
 いや、これが難しくて。

 「自分の中心軸をエキセントリックな方向に振る」というのが、いちばん安易な方法だ。
 もちろんこれ、考えたよ。
 あえて無頼な発言するとか、もっと露悪的になったり、逆に正義感ぶったり、社会の外れものの立場から発言したり。
 そういうやり方は知ってるんだけど、なんかイヤなんだよね(笑)
 あ、このあたりはワガママなんだけど。
 
 いま、準備してるのは「筑摩書店から分厚い本」「文藝春秋から小さい本二冊」の計三冊。それ以外にアスキーから「連載のまとめ」がでないかな~と期待してる。
 で、「その次の本」を空いた時間にゴチャゴチャ考えたりしてるんだけど、そっちはかなり感情的な本にしたいんだ。
 今までの「考えてることを書く」じゃなくて、「感じたことを書く」に近づける感じ?
 まだそのあたりはよくわからないけど、とりあえず、もっと面白く書けるようになりたいなぁ。
 
 あ、愚痴っぽい文章になっちゃった。すまん。
 今日はここまで。
 また明日ね。



Posted by 岡田斗司夫 at 23:06

この記事へのトラックバック

岡田斗司夫のゼネラル・プロダクツ:もの書きの悩み これ凄い良く分かるなあ、このブログとかブクマは、思いつきそのまま書いてるから、そんなに苦労しないです。クオリティ高いものを...
[Blog][本]「考えてることをテキスト化する技術」【昨日の風はどんなのだっけ?】at 2009年08月15日 14:31

この記事へのコメント

僕はブログだと「考えてることを書く」になって、twitterだと「感じたことを書く」っぽくなります。
ツールの違いで結構変わる気がします。
岡田さんもtwitterやられてはどうでしょう?
ブログのサイドバーにも貼れるし。
Posted by fb at 2009年07月02日 23:41
思考したものではなく、感情というか
感覚そのものみたいな感じでしょうか。
おもしろいものを感じて、それを伝えたいとか。

デジタルカメラがどんなに生データであっても
それは受光体が受けた光のデータコピーであって、
我々が見るときはさらに処理がされてしまうが
銀塩カメラなら、フィルムはオリジナルなのだ、
という話をカメラマンから聞きましたが、
それに近いかも、という印象を受けました。
Posted by 元編集者 at 2009年07月03日 00:01
感情的にあふれ出た想いや考えを、とりあえずパっと浮かんだ言葉や文章にして、
見直してはイメージに近いものにすり合わせてく。
ボキャブラリーや知識、表現方法の修練を積めば、そのプロセスが簡略化出来る、
客観的に解り易いかどうかなどの判断で最終的に手を入れて原稿を完成させる、
という方法は近道のない正攻法だと思います、

岡田さんの言う「面白い」の意味がコミカルなものなのか、言論としての厚みなのか解りませんが、
技術的な表現や知識を得て面白さが増すのなら、ありきたりですが引き出しを増やしていくしか方法がないように思います。
畑違いの業界のビジネス書など読むと自分の事に置き換えて咀嚼吸収できる場合もあります。
Posted by アキベエ at 2009年07月03日 00:02
爆笑問題の太田さんも同じことを番組で発言していて、本当に悩んでいるようでした。そのときは太田さんが聴衆の前で全裸になり「おぎゃー!オギャー!」と叫びながら手足をジタバタさせる場面を妄想しました。
テレビで文化庁がメディア芸術センターのことで意見を募集しているということです。
Posted by 名無し at 2009年07月03日 00:25
中心軸をエキセントリックな方向に振らない、と云うのは岡田さんの魅力のひとつだとおもいます。一見変わった様に見えてもどこかに、これはパフォーマンスだから、とエクスキュースが入るような。
生真面目だなぁ、とも感じますが、信用にもつながっているでしょう。
・・・すべて演技で皆をたばかっているのでしたら、それはそれでスゴイとおもいますが(笑)
Posted by ムシカリ at 2009年07月03日 01:30
このblogにおいては、なにげない生活の中の忘れしまいかけてた岡田さんの”おもしろい部分”にご自身の本質が出てきてるような文章がとてもおもしろくていいなと感じてます。(中心軸をエキセントリックな方向に振らないってことか。)
自分を第三者的に書くって大変なんだけどそれが上手くいってるのがおもしろいのかなとおもう。

もしかしたら「書を捨てて街にでる」ことがおもしろいことを書くのに必要なのかな?
Posted by ごま at 2009年07月03日 20:10
ギャオジョッキー今日だっけ?
Posted by 酒気帯び車椅子 at 2009年07月06日 13:12