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実験読書『空気を読むな、本を読め』

2009年11月18日

 これは実験用書き込みです。
 ツイッターで読書しながら実況した発言をもとに、はたしてブログ記事が書けるかどうか実験してみます。
 
 テキストは『空気を読むな、本を読め』小飼弾(イースト・プレス)
目次
第一章「本を読め。人生は変わる」
第二章「本を読め。答えは見つかる」
第三章「手で読め。そして脳で読め」
第四章「本を読んだら「自分」を読め」
第五章「本は安く買え。そして高く飛べ」
第六章「エロ本も読め。想像力を養え」
第七章「マンガを読めば「世界」がわかる」

 「テレビ時給換算」は面白い考え方。お金のかからない娯楽、と考えずに「自分の時間を投資して見ている」と考えるわけか。つまり時給1000円の人が4時間テレビを見るということは、その内容に4000円支払った、ということになる。
 ツイッターでは「じゃあ今までいくらツイッターに支払ったか」とブルーになる人もいたよ。だからこういうアウトプット用にも応用を考えてみたんだけどね。

 小飼さんも「情報メタボ」の危険性を指摘してるとは!
 ダイエットにおけるファスティング(断食)のような効用として、あえての情報遮断を提言。
 でも僕の場合は「たまに本を読まない」というのがリフレッシュになるんだよね。 ベネチアビエンナーレに参加したとき、持参した本をぜんぶ読み尽くしてヒマになってしまった。あれは情報遮断のいい経験だったなぁ。
 
 情報をインプットしてばかりだと情報便秘になる、という一節に感心。なんだか本当に同じ事を考えている人だなぁ。
 でもちゃんと出版してるところが偉い!
 よく本を読んで「こんなのオレも考えてたもんね」とか言う人がいるけど、だったら書け(笑) ブログでもいいからさ。

 中盤、小飼さんの幼少期の話が出てくるけど、これが面白い!
 とにかく読書量がすごいんだよね。
 小学生の頃、一日で50冊読んでない日は「今日は読んでない」と思ったとか。
 平均読書時間は6時間!1万時間の法則から考えたら、こりゃプロ書評家になるはずだね(笑)

 あとは中学校不登校時代の話に共感しちゃった。
 僕も幼稚園に行くことに疑問を感じて、両親と園長に交渉して行くのをやめ、姉の教科書を読みふけった。
 でも小飼さんと違ってテレビも見まくったなぁ。NHK教育を朝9時から夕方5時までずっと見ていた幼稚園児(自主退学)だったよ。

●「古典はテキストだけでなく、コンテクスト(背景や文脈)込みで読め」
 ふむふむ。サジェスチョンが本当に具体的だなぁ。
 これはアニメや映画など「見る」と思われてるものを「読む」時にも必要な作業。
 みんなアニメを「見る」って言うけど、読んだら何倍も面白いんだよ。
 
 
●「ノンフィクションは、まず目次を読め」
 面白いノンフィクションは、まず目次で内容の見当がついてワクワクする。
 そしていい意味で裏切ってくれるのが本当の良書だと思うな。

●「メモを取るのは忘れるため」
 ああ、本当に同じ事を考えてる(笑)
 僕もノート術を書きたくなってきちゃった。

●「本には付箋を貼るな、端を折るな。線を引くな」
 これは条件付で同意。
 小飼式の読書法でもっとも効率がいいのは、「読みながら実況する」だと思う。
 あとでまとめれば記録にもなるしブログのネタにそのまま応用できる。
 この方式の欠点はツイッター入力環境にないと読めないこと。
 いま書いてるこのブログ記事は、もちろんこの実験。

●「目の前に10冊の本があったら、一時間でどれだけ読めるかチャレンジしてみよう」
 面白い!
 でもたしかに本屋で立ち読みするときにはそういう読み方するよなぁ。

 この本の面白いところは読書を「世界との情報取引の流れ・プロセスの一環」と捉えてるところだと思う。
 読んだらアウトプットする、という発想は小飼の考え方すべてに通底している経済的視点。
 つまり「経済学的読書論」でもあるんだよなぁ。

●「フィクション作家には、自分の作品世界をひとつにまとめたい、という欲望がある」
 松本零士とかね(笑)
 でもノンフィクションだって、統一場理論みたいに考えるからね。

 これは本書に書いてないけど、思いついたこと。
 読書ノートをつけたい人は、フィクションの場合は目次ページを縮小コピーして周囲に感想やツッコミ書き込むだけで必要充分じゃないかな?

 第六章、延々とエロ小説論が続いてる。
 そして文体がむやみにアツい!(笑) 小飼さん、可愛いなぁ。

 というわけで読了。約一時間だね。
 本文にも「良いノンフィクションは早く読める」とあるけど、本当だと思う。
 本来、ノンフィクションというのは読む側にストレスとなる。だってドラマを作れない話を「理解」するために読むんだから、どうしても教科書的になってしまいがち。
 だから「早く読めるノンフィクション」というのは、基本的にいいことだと思うんだよな。
 
 というわけで、ブログ記事の執筆終わり。
 ちょうど20分で書けたよ。
  


Posted by 岡田斗司夫 at 19:33

ノート術について

2009年11月18日

 奈良講演で話したノート術、実践してる人もかなりいるみたいだ。
 わずか90分の講演で、ノートの段階をすべて一度に話した。
 だから実践してる人は、かなり高度な段階にいきなりチャレンジしてるみたい。

 初っぱなから毎日、「考えたこと」「仮説」「図解」を全部書いてたら、ものすごく疲れる。
 たぶん最初の3~4日は効果が出ると思うけど、そのペースで続けるのはすごくしんどいんだ。
 せっかく奈良まで来て講演を聴いてくれたのに申し訳ないので、ここで補足説明してみるね。

 ちなみにノートの目的は「楽しくなること」「面白い人になること」「人気者になること」。
 その途中段階として、しかたなく「頭が良くなる」というのを通過駅として通るけど、こんな駅は目的地でもなんでもないから、あんまり気にしないで行こう。
 「頭が良い」なんていうのは、練習次第でできるけど、あんまり意味がない。
 それよりも、その先を目指そうよ。

 講演で話したときはダイエットのアナロジーで説明したので、せっかくだから用語統一をしよう。
 では、ノートの最初期「助走」を説明するね。
 「助走」は、毎日の体験を書くだけ。
 「読んだ本」「見た番組」「聞いた音楽」、その他に思ったこと考えたことなどを「リストにする」だけでいい。
 簡単だけど、「食べたものを書く」程度には面倒くさい。
 とりあえず、「見た」「読んだ」「聞いた」「話した」「行った」「会った」をできるだけ多くリストにしてみよう。
 まだ一日2ページとか考えなくていいよ。
 書けるだけ書く、書く癖をつける、というのが「助走」の目的だから。
 
 講演を聴いてとりあえずノートを試しはじめた人、しんどくなったらとりあえず「助走」からチャレンジしてみてね。
  


Posted by 岡田斗司夫 at 16:32