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「ひとり夜話」が決まらない

2009年11月17日

 今週の金曜に新宿ロフトで「ひとり夜話」。
 ところが、まだ話す内容が決められなくて困ってるよ。

 先月は「ガンダムを語りたい!」という強烈な動機があったから、それを中心に構成を考えれば良かった。
 でも今月は、ちょっといま迷ってる時期だからなぁ。「これを語りたい」じゃなくて、「この問題についてアレコレ考えてる最中だよ」になっちゃう。
 
 たとえばいま、一番気になってるのは昨日のブログにも書いた「明日の広告」についての話。
 著者と読者の関係からはじまって、イベントで話す僕と観客との関係とか。
 たまには、こういう未整理なナマな話もいいかな、とも思うんだけど完成度が不安だよなぁ。

 もっと楽しい話とか、時事的な話も振り分けなくちゃ、とか、とりあえず今日は大いに迷い中です。
 なんかリクエストあったら、それ話しますよ。ありませんか?

 東京は天気も悪く、ロケもできなかったので「ひとりテレビ」の収録もできなかった。
 あ~、なんか今夜は調子悪いね。
 低気圧だから?
 みなさんも気圧低下による気力減退にはお気をつけてください。

 というわけで、グダグダのまま今日はここまで。
 また明日ね。
  


Posted by 岡田斗司夫 at 23:09

今週の本紹介

2009年11月17日

 「ひとりテレビ」、今日はできなかったよ。
 やっぱ月曜は仕事が押すから・・・いやいや、そういうことを言っても意味がない。
 明日、早起きして撮るようにしてみるよ。
 編集して公開するのは夜になるかもしれないけどね。

 先週読んだ本、収穫が多かったのでちょっとメモ。

『小飼弾の「仕組み」進化論』 小飼弾・日本実業出版社
 「仕事」と「時間」と「自分」の関係を考える本。ビジネス書で本質的な問題に切り込むのは、翻訳書ではよくあるんだけど和書では珍しい。その珍しくて、しかも面白い本だった。
 ブログ書評家としての小飼さんは知ってたけど、作家としての彼はもっと面白い。書評を含めた評論家ではなく、「プラグマティックな思索家」だと思うんだよね。そろそろ世間の評価はそっちに切り替えるべきじゃないのかなぁ。
 とりあえず今の自分の時間配分が間違ってなかった、と気づかせてくれた。
 でも、今はそれより「小飼弾」という作家に俄然興味が出てきたのが僕的には大きな変化。とりあえず『決弾』『弾言』は買って読み始めたけど、いやタメになるわこれは(笑)
 しばらく僕の中で小飼弾ブームが続くだろうね。
 
『ネット評判社会』 山岸俊男/吉開範章・NTT出版
 すごいよ、この本は。「データ集め」「仮説」「実験」という三段階で、これからのネット/リアル社会の行く末を預言している。時間がない人は本屋で第一章だけでも立ち読みすべき。
 この数ヶ月、僕は「評価資本主義」という言葉を考えていた。『ぼくたちの洗脳社会』で書いた洗脳資本主義という言葉を、より現実に近づけた概念だと思って欲しい。しかし本書に書かれた「ネット評判は資産として扱える」という仮説と実験結果は、僕の思考をいきなり数段階飛ばしてしまった。
 そのうち、「ひとり夜話」でも語ることもあると思うけど、面白かったなぁ。
 
『明日の広告』佐藤尚之・アスキー新書
 今回の三冊でもっとも「感動」した本。とりあえず買え!読め!
 語られているのは広告業界とその変化・現状、そして未来への考察。でもこの本はそんな狭い範囲で読むべきじゃない。
 人間というのは、ジーン(遺伝子)とミーム(模倣子)の媒体、つまりメディアであるのが本質だと僕はずっと考えている。具体的に言うと、ぼくたちはブログやツイッターなど「発信する存在」だ。いや、ネット上だけじゃない。これまでの「家族」や「仕事の同僚」「友達」たちとの関係は希薄になり、その分自分自身で「なにをしたいのか」「私はなにか」を薄く長くアピールしなくては、生きていることすら無視される世界に生きている
 小飼弾は『弾言』で「現代においては、バカであることが罪になってしまった」と書いたけど、現代においては、主張をしないことが罪だ、とも言える。
 そんな時代だからこそ、この広告論は光る。
 特にライターや作家!僕の同業者たち!
 もう「作者→読者」という考え方はやめたほうがいい。そういう優越感や売り手意識を持てる時代はとうの昔に終わったのだ。
 僕たちもの書きは、概念→概念の経路に存在するノード(結束点)にすぎない。だからこそ、どんな仕事をすべきか?
 答えはすべてこの本に書いてあるんだ。
 あと、スラムダンク新聞広告の話は泣けるよ!カッコいい!
 
 今日はここまで。
 じゃ、また明日ね。
   


Posted by 岡田斗司夫 at 02:56