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ひとり夜話、1時間じゃ足りないなぁ

2009年06月02日

 昨夜のGyaOジョッキー「ひとり夜話」、予想通り1時間じゃ足りなかった。
 というより、これまでいつも「足りないなぁ」と感じてたんだよね。だからプロデューサーに「放送時間、延ばせませんか?」と交渉してみた。
 
 実は「ひとり夜話」という企画、「毎週、1時間で」という依頼からスタートしていた。僕の都合、というかスケジュール的に無理だったので「では月イチで」となったわけ。
 あいかわらずスケジュールはキツキツなので、月イチを増やすのは難しい。となると、毎回のオンエア時間を増やしてもらうしかない。今回僕は「毎回、2時間にできませんか?」とお願いしてみた。
 しかし、GyaOジョッキーにも他の番組はあるし、調整や根回しだってたいへんだ。なにより、視聴者がそんな長時間化を望んでるかどうかわかんない。
 
 考えてみれば、若手お笑い芸人さんやアイドルなんかに混じって、中年男のひとり語りを毎回1時間も聞く、という番組形態自体がヘン、というより異常なのだ。
 そんなヘンな番組をレギュラーでやってる奴なんて聞いたこともない。ピンでしゃべるのが職業のアナウンサーや落語家さんだって、アシスタントがあるとか、進行台本があるとか、ゲストが来るとか、とりあえず「気ままにひとりしゃべり」ではない。
 
 なのに毎回2時間?ひとり語りで?
 正気か?
 プロデューサーに「預からせてください」と言われ、この件は次回へ持ち越しとなった。
 
 なぜこんなに「ひとり夜話」にこだわるのか、そのあたりは書き出すと長いので、ここでは触れない。
 ああ、もっと時間が欲しいなぁ。
 もっと仕事がしたいなぁ。
 自分の中にこんなにネタや「話したいこと」「書きたいこと」が眠っていたなんて知らなかった。
 
 もの書きとしての僕の寿命、というか賞味期間はせいいっぱい引き延ばしても、せいぜいあと10年だと思う。賞味期限の限界は自分でわからなくても、市場自体が決めてくれる。すなわち、「注文原稿や単行本印税で食べていけなくなったとき」が、もの書きとしての賞味期限の終わりなのだ。
 だから僕は、市場が僕を必要としてくれるかぎり、すなわち注文があるかぎり、書いたり語ったりを続けようと思ってる。
 
 いつまで注文があるか、それは誰にもわからない。いきなり来月、すべての注文が途絶えて連載やレギュラーがいっせいに終了する可能性もある。なんせ不景気産業の出版界と放送界だ。ギャラが安くて使いやすい若手なんか掃いて捨てるほどいるだろう。タダで読めるブログで、面白い日記を書いてる人だって山ほどいるんだ。
 その激しい生存競争の中では、これまでのキャリアとか過去のヒットなんか、何の役にも立たない。
 
 面白い原稿が書けるか。
 面白い話ができるか。
 それはマーケットに商品として出せるか?ちゃんとペイして関係者に利益を配分できるのか。
 ただそれだけで仕事は決まる。厳しいけどフェアな世界だ。
 
 そんな世界に自ら望んで飛び込んで、幸いにもまだ生き抜いている。現役で戦ってる。
 仕事の依頼だって、まだある。感謝して仕事しなくちゃ。
 なにより、書いたり語ったりは、僕の天職なんだからね。
 
 さて、ブログはこれぐらい。今日も、今日しか書けない原稿に取りかからなくちゃ。
 ではまた、明日ね。
   


Posted by 岡田斗司夫 at 13:19