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昭和銀座ジオラマ

2009年04月10日

 バンダイからいよいよ今日、「昭和銀座ジオラマ」が発売される。2月にホビーショーで見て以来、欲しくてたまらなかったオモチャだ。
 当時のネオンをできるだけ再現したという電飾や、都電がちゃんと動くという配慮、群衆も微妙に動いて雑踏を表現している。ホビーショーでは暗くしたブースでも展示していたけど、本当にきれいだった。これを眺めながら夜、ひとりでグラス傾けたら気分いいんだろうなぁ。

 しかし198,000円というのは、かなり買うのに覚悟が必要な値段だ。おそらく、今までブリキ玩具などの価格を買い支えてきた中高年やリタイア層をターゲットにしてるんだろうけど、見本品を見た限りではブリキ玩具っぽいレトロな仕上がりではなく、現代の出来のいい食玩っぽい仕上げになっていた。このあたりの判断が購買層にどう受け取られるのか。

 僕が買うかどうかは、かなり迷って「保留」にしている。アイテムとしてはすっごく欲しい。しかし大阪生まれ育ちの僕には、「銀座の街並み」自体に執着はない。つまり「どうしても自分のモノにしたい動機」が生まれにくい。自分のコレクションに加えたときに「自分」よりも「アイテム」が勝ちすぎてしまう。僕が美術品コレクターに共感しにくい理由は、「自分の審美眼よりも作品の方が主になってしまうから」だけど、それと同じ本末転倒を生みかねない。
 僕の生まれ育った大阪の街並みだったら良かったのか、とも思えない。そこまでニッチなニーズに応えていたら開発費がかさみすぎて、とても20万円程度では量産できないだろう。

 とりあえず、もう一度どこか展示してる店を探して見にいこうと思う。
 僕の持論だけど、オモチャを買う楽しみには三つある。ひとつめは、買おうかどうか悩んでいる時。ふたつめは、買う瞬間。みっつめは、「買っちゃったよ~」とかみしめる時だ。
 しかし、この三つを通り過ぎたあとで、ず~っと後になって忘れていた頃に「あ、これ持っていたんだよなぁ」とシミジミ思い出すのが、いちばんたまらない。
 そういう瞬間を僕にもたらしてくれるオモチャかどうか、もう一度確かめに行こうかな。

  


Posted by 岡田斗司夫 at 08:07